
レンチは単純な工具だが、これほど奥が深いモノは無いだろう。工具口座で最初にやるべきレンチの話を今まで書いてなかったのは、あまりにも奥が深いので書くのが面倒だったから(笑)。私自身、本当に納得できるレンチにはお目にかかった事が無いし、作業内容によって求められる角度や長さは違うわけで、レンチにベストは無い。単一のシリーズだけで揃えても足りないわけで、やはりいろいろな角度と長さで多くのシリーズのモノを揃えなければならん。それでもメーカやシリーズによって使えるモノと使えないモノは有るだろう。私が実際に使ってみたモノなどを独断と偏見で書いてみましょう。
私がレンチに求めるモノは、「角度とオフセット」「剛性」「痛い度の低さ」である。角度とオフセットは作業に応じて求めるものが違うわけで、ベストと言える角度は存在しない。
剛性は使ってみればすぐに解かるのだが、逆に言うと使ってみないと解からんってところが難しい。剛性を買う前に判断するのは難しいだろう。
痛い度。角が立っててチカラを入れると手が痛いレンチは最悪だ。痛いレンチでは揺るむモンも緩まん。手に馴染むように滑らかな面構成でデザインするべきだと思うのだが、実は角が立って手が痛い工具が世の中には非常に多い。ルイジコラーニあたりにレンチをデザインさせれば私好みの素晴らしく手に馴染むモノが出来るに違いない(笑)。意外とこの痛い度に気付いてない人が多い。それは何故かと言うと、痛いレンチしか使った事が無くてソレが普通だと思っているのではないか? その人にとってはそれが痛いレンチだと言う事に気付いてないのではないか? 多分Snap-onしか使った事が無い人は痛くないレンチを知らない筈だし(笑)。